君に会いたくて…。

☆第2話「他人以上友達未満」★
「なっ…///」「っははは!」
(なんなのこの方…。)
「あっ…会って早々笑うなんて失礼にもほどが…。」スッ
「ストップ!そのしゃべり方やめろ。どうせ演技してるんだろ?」
「・・・っ///」(確かにそうだけど…でも。)
「そんなの人の勝手じゃ…!!」「疲れない、そのしゃべり方?」
「えっ?」「どうなの…ねぇ。」
「それは…」
(何この人…まるで私の事何でも知ってるって言うか…見透かされている…?)
「まぁいいや。どうせこの人口聞いてくれそうにないし~。
 その代わり、俺にはそんなしゃべり方止めろよな。椿(夜桜の兄)先輩の
 時みたいなしゃべりで十分だから。西洋の撫子さん(笑)」
「…(怒)」
(ムカツクー!!学校の男子だったら必死で私の機嫌を良くしようとしているって言うのに…!)
「あっそうそう。」「?」(今度は何を…;)
「料理得意なんだって?そのお見舞い物も手作りみたいだし…。」
「それがどうしたのよ。」「…。」ひょいっ 「あー!!」ぱくっ
「んっ!」「遥希!?」
「ちょっ…あんたここにいるって事は病気なんでしょ!?勝手に食べたら…!」
「うまい。」「えっ?」
「ふ〜ん…。!良いこと考えた!!これからここに来る時は俺の分も作ってよ。」
「はい!?何で私が…」「良いの?実は言葉遣いが荒い女の子ですよ〜って」
「貴方…なんて卑怯な・・・っ」「よろしくね~ふぁぁ…。もう寝るから。」
                 シャッ
あっちょっと!」「夜桜、こいつ寝る時は寝ないと後大変だから。」
「そう…ですか…。」「夜桜ならもう一人分作れるって!頼む!」
「…、分かりました。でわ、私はこれで…。」「あぁ、今日はありがと。」
〜次の日〜 コンコン「失礼します。」ガチャッ
「来た来た。(笑)」「残念だけど今日は作ってないの。ごめんね、お兄ちゃん。」
「良いよ、俺は。でも…」「なんで椿先輩だけに謝るんだよ。俺だってタッ…」
「田?」「た…ッ たいして楽しみにしていた訳では…///」「?」
「…。」(ふっ…昨日からあんなに楽しみにしていたはずなのに…素直じゃないな…。)
「言っとくけど貴方には作る気はさらさらないわ。」「は?」
「だってただのお兄ちゃんの知り合いじゃぁほぼ他人よ。
 私、他人に作ってあげるほど暇じゃないの。」
「…何が言いたい。」「だから、ほぼ他人のあんたには作らないって事!」
「はぁ!?良いのか、言っても…。」
「人の弱点を使ってだなんて弱い人がする事なのよ。いい加減にしなさい。」
「・・・っ。わーったよ。でも会ってまだ2日しかたってないお前との
距離をどうやって縮めれば…?」
「あら、そんなの簡単よ。」スッ 「!」
「他人以上友達未満になればいいのよ。そうねぇ…。
 そのくらいの位置だったら…良いわ。私の事『夜桜』って呼び捨てに
 する事を認めてあげる。だから早速使いなさい。そうしたら作ってあげても良いわよ?」
「…ぷっ。」「あっ!またー!!」「ごめんごめん、でも…。」「でも…?」
「こんな変わった奴なんだって思ったら笑いが…。ククッ」
「コラー!!」「スイマセン、西洋の…((ry …夜桜改めてよろしくな。」
ドキッ 「えっ…えぇ…。」
(虹橋遥希…コロコロと表情を変えて…でも、笑顔がとても可愛い奴ですわ。)
クスッ 「じゃあ、又明日。何のお菓子が良い?」「「ケーキ!!苺の!」」
「…。フフッ、分かった、じゃあね。」「「…あぁ。」」続く((と思う←